個室と共同生活室(一般家庭の居間)からなり、少人数に対し家庭に近い雰囲気で行き届いたケアを目指すのがユニットケアです。認知症の方がその人らしい人生が継続できるように、共に喜び・悩み・楽しみながら、一人ひとりの思いをスタッフが理解し対応できるよう日々取り組んでいます。対象は認知症の診断があり、要支援2~要介護5の方です。親和会では「きんもくせい」と「つつじの丘」で、それぞれ2ユニット18名の方にご利用いただけます。
- 年相応の物忘れは心配ありませんが、「さっきした事を忘れる」「火の消し忘れが続いている」「昔のことは覚えているが、最近の事はほとんど忘れてしまう」などの症状で生活に支障がでている、介護の負担が大きくなっているといった事がありましたらご相談ください。
- 認知症の症状の一つに、「自宅までの道が分からなくなった」「トイレの場所が分からなくなった」など場所の見当識障害があります。この症状が出ると、介護する方が付いていなければいけない時間が増え、家事が回らない、買い物に出られないといった生活への影響が出ることも珍しくありません。
- 認知症になると生活のサイクルが乱れやすく、いわゆる昼夜逆転の状態になることがあります。また症状として睡眠障害そのものが出る場合もあります。グループホームでは夜勤の職員を配置して対応しているほか、日中の取り組みで生活のサイクルを戻すようなアプローチをしていきます。
- 「性格変化」がみられる事もあります。もちろん病気のせいなのですが、優しかった人が急に怒りっぽくなって戸惑ったり、ストレスを感じるご家族も少なくないようです。「距離を置く」ことが最善であるかはケースによりますが、お悩みでしたらまずご相談下さい。
ご利用料は介護サービス利用料(1割負担)と、家賃、食費、水道光熱費からなります。
ひと月のご利用料は要介護度やサービス内容によって変わりますが、おおむね次のとおりです。
月額(30日) | 9万円〜10万円台 |
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その他の実費(理美容代、おむつ代)や、ご利用者様の状態に応じて受診費用などが生じます。
目安としてひと月あたり1万円とお考え下さい。
お住まいの場所によって、グループホームへ入居できる範囲が定められています。お申込みいただけるのは、下記の地域にお住まいの方です。
ホーム長が対応いたします。不在の場合は後日連絡いたします。
入居をお考えの方は直接お電話いただくか、ご担当のケアマネージャーにご要望をお伝え下さい。入居希望の方の認知症診断の有無や要介護度を確認させていただき、お手続きに関して説明いたします。
状況をご説明できる方にご来所いただき、認知症の症状や診断、その他の健康状態、家庭環境などについてお話を伺います。可能であれば入居予定の方ご本人様も同行していただけると状況の理解の助けになります。何らかの事情でご来所していただくことができない場合はご相談下さい。
■介護保険被保険者証(写しでも可)
ご入居いただけるかの判断材料として、かかりつけ医(入院中の方は入院先の主治医)が書いた「診療情報提供書」が必要になります。面談を受けるときにあらかじめご用意していただけると手続きがスムーズに進みます。頂いた情報をもとに、共同生活が可能か判断いたします。
■診療情報提供書
ご利用の可否は判断が出しだいご連絡差し上げます。利用可能な場合、入居日をお打ち合わせのうえ決定しますが、お部屋に空きがない場合はお待ちいただき、空き次第ご案内させていただきます。
利用を開始するにあたり、入居当日かそれまでに契約を行います。また、入居後の健康管理等のため、保険証類をお預かりしますのでご用意下さい。
- ■印鑑(入居者様、ご家族様)
- ■医療保険証(後期高齢者医療被保険者証など)
- ■介護保険被保険者証(本証)
- ■障害者手帳など(お持ちの方)
■グループホーム きんもくせい | TEL:09496-2-8882 | 施設詳細はコチラ |
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■グループホーム つつじの丘 | TEL:0948-57-4150 | 施設詳細はコチラ |