私たちは、誠意を持って、温かみのある優しい看護・介護を実践することを理念としています。さらに「患者さま、ご家族に満足して頂ける質の高い看護・介護を提供」「個人の持つ自立性を最大限に生かし、その人らしく生きられるように支援」「専門職としての知識、技術を向上させるため、自己研鑚に努める」と定める看護部方針の基に患者様の看護・介護に勤しんでいます。
病気になるとさまざまな不安や生活問題が生じ、また病気が治っても障害が残ったり、ご高齢者では介護問題で悩むこともあります。地域に根ざした医療を担う当院として、地域連携室では、患者さまに安心して診療をお受け頂けるように、さまざまなご相談を承っております。私たちは医療相談部門と介護療養型施設部門の2つの担当部門に分かれて業務を行っています。
薬局の主な業務内容は、調剤・医薬品管理・医薬品情報・薬剤管理指導等です。入院時に持参された薬のチェックを行い主治医への情報提供や、病棟での患者様に最適な医療提供のために、医師を中心とした医療チームの一員として活動しています。今後は薬物血中濃度解析や、栄養サポートと同様に病棟に薬剤師が常駐し、更に質の高い薬物医療に取り組みたいと考えています。
当放射線科では、一般X 線撮影装置、X 線TV 装置、スパイラルX 線CT装置等を備え、国家資格を有する2名の診療放射線技師が責任を持って撮影を実施しています。胸部・腹部・骨部等の一般撮影、食道・胃・十二指腸の透視検査を行うX 線TV 検査、嚥下機能検査、CT検査による断層撮影を行います。またスパイラル撮影にて検査時間を短縮し患者様の負担軽減を図ります。
4名の臨床検査技師が検体検査、生理検査業務を行っています。検体検査とは血液や尿等の検査を指し、血液検査は貧血や感染症等の診断に必要な検査や肝機能・腎機能等の検査も行います。HbA1c(過去1~2ケ月間の平均的な血糖値を反映する指標)も院内測定にて速やかに結果が出る為、糖尿病の診断や治療に貢献しています。生理検査では心電図・超音波・肺機能等の各検査を行います。
リハビリテーション科では、10名の理学療法士および7名の作業療法士、3名の言語聴覚士を含め、総勢20名のスタッフが、患者さまの自立支援を目指して最大限のサポートを行っています。患者さまとご家族の皆様が一日も早くもとの生活に戻れることを願って、患者さまお一人おひとりの症状に合わせた最適な理学療法および作業療法を実践しています。
栄養科では、管理栄養士・調理師・調理員の計15名で構成され、患者様への食事提供、栄養管理及び食事指導を行っています。給食管理では、ご高齢の患者様に、咀嚼・嚥下状態に合わせた食形態を工夫しています。嗜好調査を実施し、嗜好の違いのある患者様には、個別に対応できるよう努力しています。また家庭の味に近い食事を目指し、和食のメニューを多く取り入れ、行事食も定期的に提供しています。栄養管理は、入院時栄養管理計画書の作成、介護病棟での栄養ケアマネジメントの実施、入院・外来での個別栄養指導業務、またNST加算の算定、褥瘡回診にも同行しています。
医事課は患者さまと会計等でお付き合いをさせて頂く地味な部署ではありますが、病院の顔となりうる重要な部署でもあります。医師、看護師、診療部門等による診療に関わるコストを診療報酬点数表に基づき正しく請求する業務、そして来院された患者さまには気配りと笑顔が感じて頂ける様な受付業務が重要なものとなっています。大きく分けるとこの2つの業務となります。